■ 概 要
- ・ 初期化ファイル(.ini)の操作を行なう機能を追加します。
- ・ 特定のキー1つに対して、読み込み・書き込みを行うことができます。
- ・ 一度にすべての内容を読み込み管理することができます。
■ 使用方法
■ 注意点
- ファイルの文字コードは Shift_JIS のみ対応しています。
- セクション名とキー名は、必ず文字列で指定してください。
-
読み込まれた値は、自動で数値に変換されます。
01235 : 先頭が 0 の値は、8進数として読み込まれます。
0x123 : 先頭が 0x の値は、16進数として読み込まれます。
12345 : 数字は数値として読み込まれます。
0.123 : 数字の間に . が1つある値は、小数(Float)として読み込まれます。
- ファイル名に拡張子が付いていない場合は、.ini が追加されます。
- クラスメソッドでは、大文字・小文字を区別しませんが、インスタンスメソッドでは、区別されます。
■ 個別に値を設定・取得する
- IniFile.read(filename, section, key, default = "")
-
ファイル、セクション、キーを指定して、設定されている値を取得します。
- IniFile.write(filename, section, key, string)
-
ファイル、セクション、キーを指定して、値を書き込みます。
■ まとめて管理する
- IniFile.new(filename)
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空の初期化ファイルのオブジェクトを作成します。
- IniFile#load
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初期化ファイルの読み込みを行います。
読み込みに成功すると自身を返し、失敗した場合は、nil を返します。
- IniFile#save
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初期化ファイルに現在の設定を書き込みます。
ファイルの文字コードは Shift-JIS 形式で作成されます。
- IniFile#[セクション名][キー名]
-
現在の設定への参照です。
代入を行えば設定されている値を変更できます。
変更した値をファイルに保存するには、IniFile#save を使用します。
- IniFile#filename
-
初期化ファイルの名前を取得します。
- IniFile#filepath
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初期化ファイルのパスを取得します。
- IniFile#data
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読み込んだ設定を管理しているハッシュオブジェクトを参照します。