■ 概  要
・ 戦闘背景に画像を使用できるようにします。
・ 設定方法として下記のいずれかの方法を利用できます。
 :マップを背景とする。
 :マップID別に変更する。
 :遠景設定の画像を使用する。
 :敵グループ名で変更する。
 :マップ・エリア名で変更する。
 :地形(タイル)ごとに変更する。
■ スクリーンショット

※ 画像は開発中のものです。
■ 更新履歴
■ スクリプト
■ 必須事項
■ 戦闘背景
フォルダ名:Graphics/Battlebacks
ファイル名:任意 (設定項目で変更可能)
サ イ ズ:544 x 288以上(推奨 640x288, 640x416)
※ 画像を使用しない場合は必要ありません。
※ Battlebacks フォルダは、新規作成してください。
※ 背景画像は、ツクールの素材管理機能では追加できません。

横サイズは、568px以上なければ画面が揺れた際に画像が途切れてしまいます。
また、非推奨サイズであれば、画面中央に自動調整され表示されます。
縦サイズは、288px以上なければ、メッセージウィンドウより上の位置で画像が途切れます。
288〜416pxの範囲であれば、ウィンドウ背景を設定して隠すことができます。
また、416px以降は一切表示されません。
■ ウィンドウ背景
フォルダ名:Graphics/System
ファイル名:任意 (設定項目で変更可能)
サ イ ズ:制限なし
※ 画像を使用しない場合は必要ありません。

デフォルトの状態だと、ウィンドウの縦幅は 128px です。
ですので、544x128 の画像を用意するといいと思います。
ウィンドウ背景は、ウィンドウの位置とは関係なく中央下に自動で位置調整されます。
これは、中途半端な戦闘背景を使用したときにそれを隠すための設定だからです。
ウィンドウを非表示にして、画像を背景とするようなことは想定していません。
■ 設定項目
■ 背景の表示方法
MODE = 0
0:マップ画像
戦闘に入る前のマップをそのまま背景に使用します。
背景の明るさの調整は、Spriteset_Battle のクラス定数 CAO_BACK_TONE で行えます。
1:固定・マップで判定
マップIDごとに決められた背景を表示します。
2:遠景で判定
マップの設定で設定された遠景を背景として使用します。
3:敵グループ名で判定
敵グループ名に<BB:○○>と記述することで背景を指定できます。
※ 画像設定で IMG_BACK["○○"] = "" のように同じキーワードで設定します。
4:マップ名で判定
この機能を使用するには、Cacao Base Script が別途必要となります。
マップ・エリア名に<BB:○○>と記述することで背景を指定できます。
※ 画像設定で IMG_BACK["○○"] = "" のように同じキーワードで設定します。
5:地形で判定
この機能を使用するには、 KGC Softwareタイルセット拡張) が別途必要となります。
※ KGCさんのスクリプトに関しての質問はお答えできません。
6:地形+敵グループ名
敵グループ名に<BB:○○>と記述することで背景を指定できます。
※ 画像設定で IMG_BACK["○○"] = "" のように同じキーワードで設定します。
もし、この設定がなければ地形の設定が使用されます。
地形は、TileA のもののみ設定できます。
※ MODE 5 と違い、KGCさんのスクリプトは必要ありません。
■ 放射状のぼかし効果
RADIAL_BLUR = false
true にすると右のような背景になります。(デフォルトと違い動きません)

※ アニメーションは行いません。
■ 影を非表示
NO_FLOOR = true

■ ウィンドウの背景
IMG_WINDOW_BACK = Color.new(0, 0, 0)
ウィンドウの背景を設定します。
設定値がnilの場合は、背景を描画しません。
ファイル名を設定した場合は、その画像を描画します。
Color オブジェクトを設定した場合は、その色で塗り潰します。

XPの戦闘背景などのサイズの合わないものをを使用する場合は、
背景が中途半端な位置で切れてしまいますので nil 設定にはしない方が良いと思います。
■ 背景マップのトーン
BACK_MAP_TONE = Tone.new(-48, -48, -48, 128)
戦闘背景がマップ画像の場合に色調を変更します。
■ 画像設定
※ 表示モードが 0 のマップ画像、2 の遠景で判定では、使用しません。
IMG_BACK = {} # この行は消さないでください。

# 固定画像 (ファイル名のみ変更可)
IMG_BACK[0] = "Grassland"

# ユーザー登録画像 (追加削除可)
IMG_BACK["海"] = "Ocean"
IMG_BACK["山"] = "Mountains"
画像設定では、IMG_BACK[キーワード] = "ファイル名"という行を追加して設定します。

固定画像とは、基本となる画像です。
IMG_BACK[0] = "ファイル名"
背景設定がない場合などにこの画像が表示されます。
また、ファイル名を設定しなかった場合(IMG_BACK[0] = "")、マップ画像を表示します。

ユーザー登録画像は、表示モードごとに設定方法が異なります。
この設定は、自由に追加・削除可能です。
設定行にカーソルを移動して Ctrl+D を押すとその行が複製されますので、
後は、必要な部分を書き換えると簡単に設定できますよ。

1:固定・マップで判定
 IMG_BACK[マップID] = "ファイル名"
3:敵グループ名で判定
 IMG_BACK["適当な文字列"] = "ファイル名"
 例)IMG_BACK["海"] = "Filename" の場合、<BB:海>
4:マップ名で判定
 IMG_BACK["適当な文字列"] = "ファイル名"
 例)IMG_BACK["山"] = "Filename" の場合、<BB:山>
5:地形で判定
 IMG_BACK[地形タグ] = "ファイル名"
6:地形+敵グループ名で判定
 IMG_BACK["適当な文字列"] = "ファイル名"
 MODE 3 と同じ設定方法です。
 IMG_BACK[地形Index] = "ファイル名"
 タイルIDではなく並んでいる順番を使用します。
 左上のタイルを 0 として、右へ数えてください。
 拙作の Index Checker を使用すると数える必要がなくなりますよ。
 
■ 背景の設定文字
※ こちらは、設定項目内にはありませんので検索してください。
REGEXP_BACKTYPE = /<BB:(.+?)>/
背景の設定文字は、デフォルトでは <BB:○○> としますが、
上記の定数の設定を変更することで、変更できます。

正規表現が分からない場合は、無闇に変更しないでください。
競合の心配がないのなら BB などの表記は冗長なだけですので、
/\[(.+?)\]/のように変更することで [草原] スライム*2 などの表記に変更できます。
■ 使用方法
■ 戦闘背景の変更
change_battleback("ファイル名")
イベントコマンド「スクリプト」内で使用します。
マップイベントで使用した場合、次の戦闘の一度だけ指定された背景で開始します。
バトルイベントで使用した場合は、現在の背景を変更します。